Urban Cowgirls

今年の夏はクーラーを使わないようにしているので、かわりに玄関にほんの少しだけ隙間を作って風を通しています。扉にチェーンをしたうえで、風だけが通るようなわずかな隙間にしています。そこを通るわずかな風を、サーキュレーターで部屋に回して熱い空気を逃がすという作戦です。

ですがほんのわずかな隙間とはいえ、たまには虫が入ってきます。
それで仕方なく、昨晩から蚊取り線香を導入しました。
一人暮らし史上はじめてのことです。
実家でも幼少の頃を除くとベープマットやノーマットタイプのものを使っていました。


実際に蚊取り線香に火をつけて煙を立たせていると、これが案外よいです。
しみったれた日常が一気に、永遠の「夏休み空間」へと変貌しました。
幼かった頃の記憶、過ぎ去ってしまった豊かな時代へのノスタルジーが加速します。
もうここはアパートの一室ではない。
おばあちゃんちに来た!
そういう静かな錯覚を感じます。

あと、僕はお香をたくような習慣がまったくないのですが、蚊取り線香も一種のそういうやつと考えられなくもないわけで、なんとなく気が高まると言うか(?)、ダラリともピリリともしないいい感じになります。

ほんの少しだけ非日常です。
日常ってやつは意外と簡単に、静かに鮮やかに色めきたつものかもしれないです。


さて、図らずもスローライフを満喫して したり顔の僕ですが、またもやチャンスがやってきています。むしろこっちを本命と捕らえるべき状況です。モノにできるのか、自分?

この数ヶ月の準備は無駄ではなかったよねと肩をたたいてもらっているようで、かなりうれしいですが、かなりドキドキです。