現場検証

SNSのビジネスモデルはいまだ確立されていないということらしい。ユーザーの中には奇特にも「普段お世話になっているSNSのビジネスモデルをみんなで考えていこう」という動きもあるようだ。



僕は単純に、収益構造に至る糸口として、「ナレッジマネジメント」というタームがあるのではないか、と考えている。



通常は社内ワークフロー各点におけるノウハウを、社員研修用e-learningコンテンツとして運用することを指すと考えられるが、これはなにも、一法人内に限定するシステムではないと思うのだ。「はてな」や「OKweb」、さらには「2ちゃんねる」も、そういう一般ユーザーが共有するナレッジデータベースであると考えればいい。



これは結局、wwwそのものが、HTMLその他の文書からなる一つのナレッジデータベースだという当たり前の事実を指摘しているに過ぎないのだが、「オープンなネットワーク」「あるラインから先はクローズド」という発想で十分収益構造になっているのではないか、というのが僕の考えだ。



大抵のwebベンダー・コンテンツホルダーは、「不特定多数のユーザーに対しサービスをオープンにし、そのうち一部のユーザーにのみクローズドな追加有料サービスを提供する」という構造と、「アドバタイズ・アフェリエイトといった他社協賛」という構造のいずれか、あるいは両方を採用しているのではないだろうか。



この認識は妥当でしょうか。



付記:

OKwebのQNo.1080625によると、

ノートをメインに据えるならば、メモリが512Mは必要とのこと。